社員が自覚的に自己変革をはかれるようになり、チームの関係がよくなる。チームの関係改善にともない生産性が上がる。
周りのせいにするのではなく、まず自分が変わり、自分を「勇気づけ」、自分を良くしていく考え方や言動・行動を身に付けていただきます。
個人の意識が変わることでその影響が伝播し、ひいては組織全体の変革につながります。
一過性ではなく、効果を持続させます。
「自己変革なくして組織変革なし」
組織の変革は、必ず社員一人ひとりの変革がないと実現できません。従って、本プログラムでは、まずは社員に自己変革を求めることから始まります。「アドラー心理学」を用いて、まずは社員一人ひとりに「自分は変われるんだ」ということを認識していただきます。
この際、「でも」や「とはいっても」という言い訳(イエス・バット)の状態、つまり自分のカラに閉じこもってしまう状態から、自らをもっと成長させ、何事にもチャレンジする状態へのステップアップを実現させます。
研修を受けてとかくありがちなのは「よかった」「感動した」の言葉を感想に書きながら、1週間もすると元の状態に戻り、日常生活に何の変化ももたらさないということです。本研修は効果を持続させるため、社内やプライベートで学んだことを必ず使っていただけるような工夫がなされています。
また、アドラー心理学を中心とした心理学のバックグラウンドを有するヒューマン・ギルドは、アドラー心理学を体系化して教える唯一の研修会社です。その場だけを楽しくし、「ためになったような気がする」と漠然と感じさせるだけの表面的な研修とは一線を画し、効果の持続および意識改革・行動変革につながる研修を提供し、確実な実績を上げています。
【アドラー心理学とは】
「アドラー心理学」とは、ウィーン郊外に生まれ、オーストリアで著名になり、晩年はアメリカを中心に活躍したアルフレッド・アドラー(Alfred Adler、1870-1937)が築き上げた心理学のことです。 欧米では、「個人心理学」(Individual Psychology)と呼ばれていますが、日本では「個人」と言うと、「社会」と対比した個人のための心理学のニュアンスが強いので、「アドラー心理学」で通っています。アドラー心理学の基本的な考え方(理論)の概略は、以下のとおりです。
- ・人間の行動には目的がある(目的論)
- ・人間を分割できない全体の立場から捉えなければならない(全体論)
- ・人間は、自分流の主観的な意味づけを通して物事を把握する(認知論)
- ・人間のあらゆる行動は 、対人関係である(対人関係論)
- ・人間は、自分の行動を自分で決められる(自己決定性)
- ・人間の生き方には、その人特有のスタイルがある(ライフ・スタイル)
人間の行動の原因を探り、人間を要素に分けて考え、環境の影響を免れることができない存在としてみなす従来の 心理学とは対極にあるのがアドラー心理学です。
このような従来の心理学は、デカルトやニュートン以来の科学思想をそのまま人間の心理にあてはめる考えに基づいて いますが、アドラーは、古典的な科学思想を離れて、人間にこそふさわしい理論構築をした最初の心理学者です。